タンスを目指すべきなのかもしれない。
先日、だいぶ久しぶりに映画館で映画を見た。
見たのは現在世界中でヒットを飛ばしている
『アベンジャーズ エイジオブウルトロン』だ。
感想は一言で言うと、とんでもなかった。もちろんいい意味で。
前作の時点でスケールといい映像の美しさ、アクションの豪快さなど、
すべての要素がもうこれは上限だろう、これを超えるのはないだろうと
思っていたのだが今回のこの新作は見事にすべてが前作を越えてきた。
上映期間中にもう1度映画館に足を運んでもいいと思うレベルだ。
僕は映画だけでなく、ドラマや、アニメといった映像作品が好きだ。
国内のもの、国外のもの問わずに。
理由は簡単で、そういった作品を楽しむ事で
人種を問わず何人分もの人生を疑似体験できるからだ。
作品の登場人物に感情移入し、
自分自身を作品世界に没入させていく事によって
普段の生活では味わえない、
その物語の、その登場人物の人生を味わう事ができる。
これは非常に大切な事だと思う。
以前、魅力的な人間とはなんだろうかと自分なりに考えた時に、
『引き出しが多い人間』がもっともそれに近いのかもしれないと思った。
ではどうやったら引き出しは増えるのかという疑問が出てくる。
これはやはり経験の数がものを言うと思う。
だけども、体験できる出来事の数には限りがあるし、内容にも限界がある。
プレイボーイな社長になってパワードスーツを着て戦う事も、
巨人軍の投手になって消える魔球を投げる事も、おそらく永遠に不可能だ。
だが、映像作品は疑似的ではあるもののそれらを体験させてくれる。
その結果、おそらく何かしらは僕自身の中に堆積して行って、
なんらかの引き出しにはなってくれる気がする。
もしかしたらその引き出しはいつかお金を生み出してくれるかもしれない。
タンス貯金ならぬ、タンス給金だ。あまりうまくない。