夢
どのくらい好きかというと、ただ行くだけでいいぐらい好きだ。極論を言うとアトラクションは1つも乗らなくても構わない。乗りたいけど。園内のあの雰囲気がたまらなく好きなのだ。そこまで大音量ではないのに、ふと耳を傾けるとまるでオーケストラが耳に流れ込んできたかのように楽しませてくれるBGM。各エリアの雰囲気を決して壊さない、本当に夢から抽出したかのような外装の建物。所々にある飲食店から漂ってくる匂い。
アトラクションに乗らずとも耳で目で鼻で楽しむことができる。五感をビンビンに刺激してくるディズニーが仕掛けたエンターテイメントの数々。
もちろん、物語に入り込むにはアトラクションの存在は欠かせない。園内に入った瞬間、我々は日々の肩書きをどこかに仕舞い、ディズニーが、いや、我みんなが心のどこかで夢見た物語の登場人物になるのだ。もちろん、誰か1人が主役というわけではない。そこでは誰もが主役だ。トップバナナだ。そして、各アトラクションが導いてくれるそれぞれの物語へと入り込んでいく。
人混みが嫌いだからーとか言ってディズニーを喰わず嫌いしてる人に言いたい。君達が思っているような人混みはあそこにはない。みんなが笑顔でとても楽しそうに、各々の時間を過ごしている。言ってみればあそこは常にパレードのようなものだ。すれ違う人たちのとても楽しそうな顔がその場を共有してる人達全員に影響しあい、華やかな空間を作り上げていく。あんなに美しい空間を僕は他に知らない。
ああ、イースターの期間中に行きたかった。